よい子のモテブログ

ブログでモテるわけがないけれどもね

そんな可哀想な君が好き(な俺が好き)

最近はエロゲをやる時間が全くないしアニメは一作観てるだけだし元々あまり観ないし漫画はまぁ読むにしてもラノベは数年読んでいない。
これらのようなオタク趣味にダイブすると気持ちが良い、かっくいいしかわいいしそんな中にそれぞれの信念とか視界があって成長があって、それらで満たされる感覚がするし。

オタク趣味に没頭している際「俺がやりたかったけど出来なかった展開」になったとき急に現実に引き戻されることがある。超能力とかロボとかじゃなくて俺がうんざりして絶望して生きたくないけど生きなきゃいけない日々の延長線上のどこかにある世界、たとえば学園の美少女達が俺に恋心を抱いたり孤独な少女が俺に心を開いたり可哀想なヒロインを受け入れて共に歩んだり。
俺は、こういった俺の世界にない幻想快感を求めて操り人形である二次元の彼女らに身勝手な欲望を押し付けているのではないかと感じる。現実で抜け落ちた欠けた何かが満たされる錯覚を求める豚。空想じゃあ虚無じゃあ本当の何かは満たされはしない、そんなことは知ってるんだ。


いやしかし俺はここまで書いていてもお前たちに「現実と向き合え」の一言が確かに言えない。本気で世界に絶望して本気で幻想にのめり込もうとするお前たちのその身勝手なドロドロとした欲望が何かいい方向に転ぶとは思えない。でもそれでもその一言はあまりに残酷すぎる。

こうした物語を嫌ってるわけではない、むしろ好きだ。だって俺たちの身勝手な欲望まみれな物語を避けたらバッドエンドにしかならないじゃん。少年は少女と出会わなかった、誰にも見向きさえされなかった、孤独な少女はDQNにハメ撮りされた、可哀想なあの子は自殺した。
映画小説とかじゃなくてエロゲラノベとかでその研ぎ澄まされた俺達の現実を見てみたい気もする。それを喉元に突きつけられた時俺はお前たちはどうするのかとても興味がある。